上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top





 少し前のブログで村上春樹さんの次の作品は、これを読みますとした
のが、

『 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 』です。

 しかし、kindleで作品を探したところ、この作品しかありませんでしたの
で、こちらを先に読みました。

 昨日書店に文庫版が積まれていましたので、最近文庫化されたのかも
しれませんね。

 私は、村上春樹さんの大ファンというわけではありません。ハルキストで
もありません。

 他にも読みたい本がありますが、何だか村上春樹さんの作品が気に
なってしまっています。気になっているというか、読みたくて仕方ないと
いう感じです。

 村上春樹さんの作品について完璧に理解できるとか、文章がどうだ
こうだとかとかカッコいいことは、残念ながら言えません。

 私は、接骨院にマッサージに行くことがあります。村上春樹さんの文章
を読んでいると心がマッサージされているような感覚になります。非常に
心地よい気持ちです。

 内容は、すっきり爽快というわけではありませんが、引き込まれてしまい
ます。これまでの人生で村上春樹さんの作品というだけで全く無視して
読まず嫌いであったことは非常に残念です。

 村上春樹さんの作品の中でファンの方の評価もそれほど高いものでは
ないのかもしれません。私も他の作品をたくさん読んでいる訳ではなく
まだこの作品で3作品目です。

 この作品も以前読んだ 『 ノルウェイの森 』 ・ 『 海辺のカフカ 』 と同様に
興味深く読むことができました。

 この作品も読み終わって、どうなったのか明確に結論が書かれていません。
しかし、そのような細かいことが書かれていなくても、読み終わればどのよう
になったのかということは自分なりにわかったかなと思います。

 この理解は、私の理解ですので、私と全く異なる理解をする方もおられる
でしょう。さまざまな解釈できることも、楽しみであります。

 今回の作品は、一般的に言われる特徴がない多崎つくるのお話しです。
彼は、高校生時代に友人4人である、赤松・青梅という2人の男性と
黒埜・白根という2人の女性と5人の仲良しグループを形成していました。
多崎つくるだけが、この5人の中で名字に色がつきません。

 高校卒業後、つくる以外の4人は地元名古屋の大学に進学します。つくる
は、東京の工科大学に進学し、一人地元を離れることとなります。

 この感覚わかります。私も名古屋で勤務したことがありますが、名古屋に
一定期間住んだことがある人ならわかると思います。自分が名古屋以外に
あるもう少し上の大学に行けたとしても、レベルを落としてでも名古屋に残る。
説明しにくいですが、名古屋の人はこのように地元愛というものではない
名古屋好きの方が多いように感じます。

 卒業後も、長期休暇の時には引き続き仲良しグループを形成していたにも
かかわらず、ある時、このグループから、つくるだけ疎外されます。
理由もわかりません。それは、突然告げられます。

 相当ショックだったのでしょう。つくるは、死ぬことだけを考えて生きていた
というくらいです。食事も喉が通らなかったのでしょう。体重もこのとき
7キロも落ちます。

 駅を作るという職につき、20年近く過ごしますが、このことを引きず
ります。そのような中で知り合った女性、沙羅に4人に会うように勧めら
れます。

 これをきっかけに、赤・青・黒の3人に会います。白が亡くなったことも
知ります。

 どうして突然、自分が仲間はずれにされなければならなかったのかという
こと聞き、つくるは想定外のことでしたので大変驚きます。
自分には、全く身に覚えのないことだったからです。

 黒に会うまでフィンランドまで行き、白に何が起こったのか、どのようにして
死んだのかということもしります。

 どうして疎外されたかを知ったつくるは、帰国後沙羅に愛の告白をします。
沙羅は3日後、自分の気持ちを整理するために3日待って欲しいと言います。
明日、沙羅の気持ちを聞くことができるというところでお話しは終わります。
 
 自分であらすじを書いてみると、これを読んでどこが面白いのかと思わ
れる人が多いかと思いますが、この作品を読んでみればわかるのでは
ないかと思います。引き込まれていきます。

 楽しいと感じることはありません。どちらかというとつくるの喪失感を
感じることになり、お話しの途中には悲惨な内容もあります。

 自分の中で破れないものがあり、そこから抜け出し成長するつくるのお話し
は、興味深いです。

 個性個性と言われることが多いですが、実際に個性が強いと日本では
あまり喜ばれないのではないでしょうか。

 誰もが自分は、強い個性がないと考える人が多いかもしれませんが
個性がないという個性があるということと、自分が考えるよりもそんなに
透明な人間ではない人が多いのではないか、人には目では見る
ことが出来ない良さがあるのではないか、そんなことなどを考えさせら
れる作品でした。

 次回は、『 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 』を読みます。
村上春樹さんの作品でも高い評価を得ている作品です。既に、この本を
購入しているので楽しみです。

 その前に村上春樹さん以外の本を数冊読んでからということになり
ますが。








スポンサーサイト
2015.12.21 Mon l l コメント (2) l top

コメント

No title
hibimanabuさんこんばんは!

当ブログにもご訪問いただきありがとうございます。

村上春樹さんの記事を拝見しました。
『 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 』おもしろっかたですよ。内容はちょっと忘れてしまいましたが、買われて正解です。
hibimanabuさんの記事をきっかけに再度村上さんを読み返して見ようかと思いました。

私は「ノルウエイの森」が注目される前の村上さんの作品をよく読んでいました。
「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」が村上さんの青春3部作ですが、私は33年前にピンボールから読み出しました。まさしく村上テイストの源流です。大変楽しくそこから癖になって読み漁りました。ノルウエイの森まではほぼ全部読んでいます。村上さんが翻訳したフィッツジェラルド、レイモンド・カーバーなども読みました。青春3部作はぜひと言いたいところですが、33年前の作品ですので時代背景的に読んでわかるところとわからないところがもしかしたらあるかもしれませんが、以後の他作品にも顔を出す「僕」「鼠」などの登場人物がこの3部作には出てきますので、そういうことからするとやはり村上さんのベースということになりますでしょうか。
そしてその後「ダンス・ダンス・ダンス」につながります。
「ねじまき鳥クロニクル」も面白かったです。
短編集ですと、「パン屋再襲撃」が楽しかったことを記憶しています。

なんか懐かしさでつい書いてしまいました。
いろんな人の作品を読んでいるわけでは決してないのですが、村上ワールドだけはそれを読んでいる時、私を読書家にしてくれました。
また、機会がありましたら息抜きにご訪問くださいませ。

takapon46
2015.12.22 Tue l タカポン. URL l 編集
Re: No title
コメントどうもありがとうございます。
村上春樹さんの作品を多数読まれているのですね。
ご紹介どうもありがとうございました。
頂いたコメントを参考に読んでいきたいと思います。
2015.12.23 Wed l hibimanabu2675. URL l 編集

コメントの投稿












上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。