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一冊でわかる「本田宗一郎」 (PHPビジネス新書)一冊でわかる「本田宗一郎」 (PHPビジネス新書)
(2009/10/17)
梶原 一明

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 子供と図書館に行き、子供が本を探している間にふと目の前にこの本がありました。本田宗一郎は、ご存知の通り本田技研工業の創業者です。誰でも知ってるこの方ですが、今までこの人に関する本を読んだことがありませんでしたので、借りてみました。

 この本のはじめにに、「いまこそ本田宗一郎を知って元気になろう!」と書かれてあります。実際、この本を読み終えると元気になることが出来ます。

 1906年(明治39年)に現在の浜松市で生まれた本田宗一郎は、8歳の時に初めて自動車を見て機械好きだったということもあり、いつか自分の手で車を作ってみたいと考え、生涯その夢を追い続けることになりました。

 1948年(昭和23年)42歳のときに本田技研工業を設立したが、順風満帆ではなかったようです。しかし、1951年(昭和26年)45歳の時にドリームE号が大ヒットし飛躍のきっかけをつかんだ。製造業が大きく成長する時には、それに値する開発製品があり、そこには自分のためということだけではなく、世の中のためという明確な意思を感じます。

 さらなる発展のために、売上高24億円の時、4.5億円の工作機器を買います。実際に会社が軌道に乗っている時はその妨げになるようなことは経営者としてはしたくないと考えると思います。しかし、本田宗一郎は、さらに良い製品を作るために、この大きな投資をしました。大きな賭けだったのかもしれませんが、本人には勝算があったのではと思います。
 この決断について、後年本田宗一郎はこのように述べています。「俺は、昔からよくいわれる''石橋を叩いて渡る''という言葉は嫌いだ。石橋だということがわかれば叩かずに渡ってしまう。大丈夫だと思ったら時間をかけないよ。それよりもスピードを重んじる。だって人生なんて限られた期間なんだ。自分の欲求をどれだけ満たせるか、というのはスピードとの勝負さ。いいとなれば、ためらわずに私は渡る。壊れた橋は絶対に渡らない。石橋を叩いて渡らなきゃいけないという法則はないよ」
 時間ということについて考えさせられます。慎重に、慎重になることにより商機と勝機を失います。つい失敗を恐れるが故に、慎重になることが多い人がいます。それでは、このスピードが必要な時代には、勝ち続けることが出来ません。

 その後、ホンダは2005年に類計、5,000万台を突破したスーパーカブは大ヒットし、さらなる発展を遂げます。現在でも2輪車で世界一ですが、本田宗一郎は8歳の時に夢見た、4輪(自動車)への挑戦も行います。この4輪でも順調なスタートというわけではありませんでした。

 1961年(昭和36年)、本田宗一郎55歳の時に通産省(現.経済産業省)から突如、自動車行政の基本方針が示されます。後の特定産業振興臨時措置法案、通称「特振法」です。この特振法の目的は、貿易自由化に備えた産業構造改革だった。自動車会社を、①量産車、②特殊車両、③ミニカー(軽自動車)の3つのグループに再編して、新規参入を制限し、国際競争力の強化をはかるというものだ。
 この特振法について、本田宗一郎は大激怒し通産省に猛抗議をしたそうです。自由な競争を行えないのなら、製造業の発展は望めません。こういった自身の開発魂を制約するようなものには、本気で怒りが湧いてきたんだと思います。
結局、この法案は1963年に国会に提出されたが審議未了となり、翌年の国会でも成立せず廃案となりました。

 4輪でも成功したホンダは、水冷・空冷論争が起こります。本田宗一郎は、空冷エンジン・若い技術者は水冷エンジンで対立します。この時、誰もが技術者尊敬する本田宗一郎がこうだという事に、ホンダは若い技術者の方をとります。本田宗一郎が若い連中にやかせてみようと折れたからです。
 普通の偉大な創業者に若手が対抗して勝ったのです。勝ち負けで判断するのはおかしいかもしれませんが、この若手よりも自分の信念を曲げて若手に「メンツで突っ張るのはよくない」ということで任せます。残念ながら、私の会社ではここまで柔軟に考えられる方はいません。自分もこれから、年齢を重ねるにつれ、固定概念や成功経験で頭が固くなることが予想さますが、そんな時にはこのホンダの水冷・空冷論争を思い出したい。
 
本田宗一郎の仕事術が紹介されています。
①やってみもせんで 
  「多くの人ができるとかできぬとか申しますが、できぬと断定できるのは神様だけであります。進歩を義務づけられてい  る人間の辞典には、不可能という言葉はあり得ないと私は考えます」と述べています。また、「人につくれるもので自分  にやれないものがあるわけがないと思った」とすごい自分に自信があるのでしょう。
  やってやれないことはない。
  また、このようにも一括されたそうです。「ダメでもいいからやれ。体験もしないでお前ら、すぐに『ダメだ』って言うのは、  学校で聞いただけの話だろう。やってみもせんで何を言っとるか」

②明日の約束をしないやつに希望は湧いてこない
  仕事には、「機能の仕事」「今日の仕事」「明日の仕事」の3つがある。人や企業が成長していくためには、「昨日の仕
  事」や「今日の仕事」だけではダメで、「明日の仕事」が必要だ。変化を嫌い、未知への挑戦を恐れてはいけない。
  「大人が本気で未知の魅力にとりつかれ、勇敢にそれを追求しなければ、家庭生活は暗くなる。社会に活力が消える。
  自然と国家も斜陽のコースをたどることになる」

③常識を破る。そのことでしか会社の永続はない
  どんなものにも問題点があり、改善すべき点がある。常識や慣習、規則もその例にもれない。常識を再行し、慣習を
  疑い、規則を改める。これが進歩を引き出す。
  「既成の観念にとらわれることほど、人の考えを誤らせ、未知を閉ざすものはないんです。常識にそって推し進めていく
  と、ホンダそのものが立ち行かなくなる。常識を破る。そのことでしか会社の永続はない。」

④失敗するのが怖いんだったら、仕事をしないのが一番だ
  「失敗するのが怖いんだったら、仕事をしないのが一番だ。きみたちが定年で会社を辞める時には『みなさんのおかげ
  大過なく過ごすことができました』というようなバカな挨拶をせんでもらいたい。和気藹々(あいあい)の中で『お前はい
  ろいろ失敗したが、こんな大きな仕事もしたじゃないか』と言ってもらえるような生き方。これが充実した人生だと思う」

⑤いまに世界征服してやるからな
  すごい仕事をする。そのために最も大切なのは、すごい目標を立てることである。
  自分の頭でしっかり考えること、ともに目標を目指す人に、自分の言葉でわかりやすく伝えることが重要になる。
  わずか努力で手が届きそうな目標であれば、人は小手先の工夫、少しの努力で何とかしようとする。だが、少々のこと
  ではどうにもならないようなすごい目標であれば、従来の延長線上ではどうにもならない。発想を根本から変える、
  必死に知恵を絞るしかない。そこに飛躍が生まれるのである。
  飛躍して目標を達成することで、人は揺るぎない自信を手にする。たとえ100%達成できないにしても、大きな収穫を
  得る。

【 この本を読んで 】

 世界的に成功をしたビジネスマンというのは、自身での私利私欲のために仕事をしているのではないということです。
少しでも国を良くしよう、困っている人の役に立ちたいなど、公の精神を持っておられます。国家に対して、何が出来るか
ということについて、私もさらに考える必要があると感じました。
 この本を読んで学んだことは、明日からの仕事にも活かしていきたいと思います。

一冊でわかる「本田宗一郎」 (PHPビジネス新書)一冊でわかる「本田宗一郎」 (PHPビジネス新書)
(2009/10/17)
梶原 一明

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