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[新訳]南洲翁遺訓[新訳]南洲翁遺訓
(2008/12/20)
松浦 光修

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 『留魂録』 、 『講孟余話』に続いて松浦先生の本を読みました。この本も学ぶところが多く、勉強させて頂くことが出来ました。

 この『南洲翁遺訓』は、荘内藩の菅 実秀(すげ さねひで)が直接、西郷隆盛と会ったことのある人々に呼びかけて、それらの人の記憶からこの本の編纂がはじまっています。松浦先生は、「西郷さんの、珠玉のような人生の教訓や、甘露のような人生の知恵に満ちた言葉」と書かれています。この本の編纂には、政府からの妨害もあったそうです。それでも旧荘内藩の人々は、その妨害に負けることなく編纂を続けます。

 西郷さんの言葉を残すのになぜ、旧荘内藩の方だったのか。普通であれば、薩長土肥と言われるように新政府を作るのに中心的な役割を果たした藩の中からこのような動きがあってもおかしくありません。しかし、西郷さんの敵であった旧荘内藩の方の呼びかけで編纂が始まっています。

 荘内藩は、戊辰戦争で新政府軍と激しく戦っています。そして、戦いの結果、降伏をしております。荘内藩は、新政府から当然厳しい降伏条件を突きつけられると構えます。しかし、それは荘内藩の方々が想定したより、寛大な処置でした。これには、荘内藩の方々は驚きます。それを言い渡した、薩摩の黒田清隆も礼儀正しい態度で言葉づかいも丁寧で勝ちに驕って、威張りませんでした。武士らしく立派な態度だったので、荘内藩の方々は、感動されたそうです。後にこの時のことを菅 実秀が黒田清隆に聞いたところ、あれは全て西郷さんの指示で行ったことだと言うのです。この後、荘内藩は西郷さんに感謝をし、西南戦争の時には西郷さんが帰れというのを聞かず、命を落とされた方もいます。

 この本は、そういった旧荘内藩の方々の西郷さんに対する感動と感謝が込められています。学ぶべきことばが多く、自分の生活や考え方についても見直すことが出来ました。

 「人間の知恵を高めるというのは、具体的に、どういうことなのかというと・・・、要するに人々を愛国や忠孝の心に目覚めさせる、ということなんだね。国家に尽くす・・・家庭でがんばる・・・、そういうことの大切さを納得している人が、多ければ多いだけ、国の事業はすべて、善い方向に進展していくんだよ。」

 「生きていく上では、ただひたすら”天を敬する”ということを心掛けていればいいのさ。天というのは、他人も自分も、同じように愛してくださるものだから、私たちも、天の心と自分の心を一致させて、自分を愛するのと同じように、他人を愛することだね」

 「上手くいかない時があっても、けっして誰かを責めたり、何かを責めたりしてはいけないね。そういう時こそ、”自分の誠が、まだ足りなかったのではないか?”と、自分の心を顧みなければいけないんだよ」

 「辛く苦しい出来事を”正しく生きる”ことによって乗り越え、そういう苦難を楽しむ・・・というくらいでなくてはいけないよね。」


 ほんのごくわずかを紹介させて頂きましたが、その他にも現代の私たちも大切にしなければならないことがたくさん書かれています。

 西郷さんの人生は、投獄されることで辛く苦しい時期もありました。その後、新しい時代を開く大きな力になられたことは周知のとおりです。西郷さんの言葉をよく理解し、今後の人生に役立てたいと考えております。



[新訳]南洲翁遺訓[新訳]南洲翁遺訓
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2015.03.24 Tue l l コメント (0) l top

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