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 この本は、第一巻を読んで面白かったので、第二巻も読んでみました。

世の中には、たくさん本がありますが、この本ほど昭和陸軍、陸軍派閥、陸軍の政策、陸軍の対立がわかりものはないのではないかと思うくらい、わかりやすいです。時間も忘れて、いっきに読みました。

 戦前の陸軍は、悪だといわれることがあります。では、この陸軍の何が悪であったのでしょうか。これを聞けば、陸軍が一丸となって、日本を悪い方向に向けたんだと思われる方も多いと思います。

 しかし、この本を読めばそのようなことは間違いであることがわかります。陸軍の中でも、さまざまな派閥があります。皇道派、統制派、宇垣派、土佐派などです。この各派閥もみんな仲良く、悪巧みをしていたのかというと、そうではありません。互いに激しい対立をしていたことがよくわかります。

 この本では、1933年の日中間の塘沽(たんくう)停戦協定で満州事変が終了したところから始まり、日中戦争が泥沼にはまっていき、1941年の大東亜戦争が始まる頃までが書かれています。

 私が興味を持ったのは、中国での戦争の拡大についてです。陸軍の石原莞爾(かんじ)の中国での不拡大派と武藤章の拡大派の対立です。結局は、派閥でいう統制派の武藤章が実権を握るようになるのですが、日本にも中国での戦争を拡大させないとする方々も多数存在しました。

 両者ともに言えることが、結局は侵略を行うという意図はなく、外国からの脅威に対してどのように自国を守ろうかということを真剣に考えておられたのだということです。歴史の結果から言って、日本は間違った方向に進んで行きましたがそれは現在私達が不幸な過去を知っているから言えることで、自衛のために当時の国際情勢の中で真剣に考えだされた結論であったんだろうと思います。

 この中国での利権を持つイギリスとの対立が、問題であったんだろうと思います。もともと中国に利権を持たないアメリカとは対立する意味がありません。イギリスとの関係悪化がアメリカとの戦争に繋がっていったような気がしました。

 とにかくこの時代のことがわかりやすくて、本も読みやすくこれまでのさまざまな本を読んできたことが一気にまとめられたような気がしております。

 病気を治すためには、病気を知ることが必要です。不幸な過去だからと言って避けていたらいつまでも、その原因を理解することが出来ません。日本も二度と同じようなことを繰り返さないためにもこの時代のことを知って、歴史に学ぶ必要があると感じました。





 








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2015.04.15 Wed l l コメント (0) l top

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